【衝撃】ベネズエラのGDPがヤバすぎる・・・

ベネズエラ

ベネズエラはかつてブラジル、アルゼンチンに次ぐ南米第3の経済大国でしたが・・・

グアイド暫定政権誕生などの同国の政治的混乱、人権問題などのニュースは、日本でも報道がされました。

ベネズエラの国内総生産(GDP)

そのベネズエラのヤバさを示すものの一つとして、現在のGDP(国内総生産)が、大変衝撃的です。

資料:Statista 出典:IMF

ベネズエラのGDPは、2015年から急速に続落し、2020年前後のGDPはなんと「35年前」(昭和後期)の水準と同じになっています。

さらには、2022年のGDP見込み額は435億ドル(43.55 billion)で、これは統計にある「1985年以降最悪」の数字です。

ちなみに日本のGDPの推移は以下になります。

資料:Statista 出典:IMF

日本も「失われた20年」と言われるように、長期のデフレで、世界が成長している中経済の規模が増えていないと言われますが、さすがに「昭和の終わりと同じくらいの豊かさです」ということはないわけです。

ベネズエラ 昭和後期と同じ経済規模

ベネズエラの統計に戻ると、1985-2022(見込み)の中で、最もGDPの高かった2011年(3,525億ドル(352.54 billion))から、10年もしないうちに桁が一つ減ってしまい、10年後の2021年の数字(見込み)は448.9億ドル(44.89 billion)と、経済規模が約87%縮小してしまいました。

2012年にベネズエラがメルコスール(MERCOSUR)に正式加盟したときは、ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラの南米の経済3大国がグループに入ったと注目されたわけですが、現在のベネズエラの経済規模は、同じメルコスール加盟国でも、ウルグアイ(人口約350万人。牛の方が多い。)のそれ56.6 billionよりも小さくなってしまっています

ベネズエラは2,843万人の人口(南米第5位)を擁しており(世銀(2020))、豊かな天然・観光資源、優秀な人材を有した、ポテンシャルの高い国でした。それはつい10年前に南米3位の経済大国を冠していたことからも明らかです。

政治の混乱による大きな損失に衝撃を受けます。この数字からも、2013年以降のマドゥロ政権の責任は甚大であると言えます。

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