メルコスール

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【メルコスール】結成30年:対外共通関税は例外だらけ?進展や問題点は

メルコスールは、結成30年以上が経った今も、完全なAECの設定が達成できているとは言えません。AEC自体は存在するものの、例外だらけで、第三国に対する「共通」の関税として機能するには、まだ道半ばであると言えます。本記事では、メルコスールのAEC設定の進展や現状、問題点をみていきたいと思います。
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【メルコスール】結成30年の進展・成果:域内自由化の障壁となっている4つの要素とは?(まとめ)

1991年のアスンシオン条約から30年以上が経過するメルコスールですが、当初から掲げられている域内自由化の目標は、引き続き目標であり続けていると言えます。そうした状況は、(1)関税撤廃の例外、(2)非関税障壁、(3)自国産業保護措置、(4)サービス分野の自由化の制限 の4つの側面からみることができます。
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【メルコスール】結成30年:サービス貿易の自由化の進展は?

本記事では、設立条約のアスンシオン条約(1991年)とその後のサービス貿易に関するモンテビデオ条約(2005年)で掲げられているサービス貿易の自由化の進展具合について、制度や政治的合意などの面から見て行きたいと思います。
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【メルコスール】域内の貿易救済措置(アンチダンピング措置など)の影響や実績は?

本記事では、自由化の阻害要因の一つとして、メルコスール域内の貿易救済措置(Medidas de defensa comercial)の適用状況や、その影響はどうなっているかについて、見て行きたいと思います。
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【メルコスール】残存する非関税障壁:アルゼンチンのLicencia No Automáticaとは?

本記事では、メルコスール加盟国の取る主な非関税障壁を紹介します。また、その中でもよく議論となるアルゼンチンの「非自動輸入許可」制度(régimen de Licencia No Automática (LNA) de importación」とは何かも紹介します。
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【メルコスール】結成30年:アルゼンチンとブラジルの自動車貿易交渉の成果は(Flexとは?その推移は?)

本記事では、域内自由化(域内関税撤廃の動き)の鍵となる自動車産業の自由化は進んでいるのか、アルゼンチンとブラジルの間の貿易で取られる”Flex”制度とはなんなのか、その推移も、見て行きたいと思います。
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【メルコスール】結成30年:単一市場・関税同盟結成に向けた進展・成果は?外観を紹介

メルコスールという「関税同盟」の結成が掲げられてから30年以上が経ちましたが、その野心的な目標が達成できたとは言えません。本記事では、メルコスールの1991年以降の政治的合意とその達成状況の外観をみていきたいと思います。
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【メルコスール(MERCOSUR)】基本情報:その経済的規模や輸出入の国別割合は?

メルコスールの成果を分析していく上で、その経済的な規模や加盟国の輸出入の国別割合などを確認していきたいと思います。メルコスールは、ラテンアメリカで最も重要な経済統合のグループであると言えます。一方で、直近のトレンドを見ると、域内貿易は必ずしも活発になっているとは言えないようです。
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【メルコスール(MERCOSUR)】その目的・目標とは?バラッサの理論と照合

本記事では、メルコスール(MERCOSUR)の組織としての目的・目標とはなんなのか、バラッサの経済統合の段階分け理論と照合しつつ、分析していければと思います。
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【メルコスール(MERCOSUR)】背景や結成の過程は?

メルコスール結成には、植民地時代からライバル関係にあったアルゼンチンとブラジルが、1980年代以降協力関係を進展させ、自由貿易圏の創設をリードしていったことがあります。そこに、両国と常に緊密な経済関係を維持していたウルグアイとパラグアイが参画した流れがあったと言えます。
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