本ページでは、各国の国力・豊かさを、『パワプロ』風の7つの評価値で示していきたいと思います。国は随時増やしていく予定です。
採用した指標は以下のとおりです。
・民主主義指数 (1~4の4段階評価)
・国土面積(S、A~Gの8段階評価)
・人口 (S、A~Gの8段階評価)
・名目GDP(S、A~Gの8段階評価)
・観光客受入数 (S、A~Gの8段階評価)
・殺人率(S、A~Gの8段階評価)
・幸福度(S、A~Gの8段階評価)
それぞれの指数の選定方法、各指標の詳細、ABC評価の区切り方に関しては、本記事末尾をご参照いただければ幸いです(目次からご選択いただくと素早くアクセスできます。)。
数値の引用元は以下のとおりです。詳細は上記の記事からご確認いただけます。
・民主主義指数 (出典:エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(The Economist Intelligence Unit)『Democracy Index 2020』)
・国土面積(資料:Global Note、出典:FAO 2019)
・人口(資料:Global Note、出典:世銀(World Bank)2020)
・名目GDP(資料:Global Note、出典:IMF 2020)
・観光客受入数(資料:Global Note、出典:UNWTO 2019)
・殺人率(資料:Global Note、出典:UNODC 2020)
・幸福度(出典:国連『World Hapiness Report 2020』)
アジア
日本
我らが日本のデータは以下のとおりでした。
<<評価値>>
民主主義 : 4 完全な民主主義 【21/167位】
面 積 : C 38.7万㎢ 【63/235位】
人 口 : A 1億2,583万人 【11/217位】
GDP : A 5兆451億ドル 【3/195位】
観光受入 : A 3,188万人/年 【12/205位】
殺人率 : S 0.25人/10万人 【142/146位(ワースト)】
幸福度 : D 5.871pts 【62/153位】
かなり最高クラスのバランスの評価値です。まず民主主義度指数は、2020年データではギリギリ「完全な民主主義」に滑り込み、最大の「4」評価となりました(2019年データだと「不完全な民主主義」になっています。)。年間の旅行者受入人数も年間1000万人をゆうに超え、「A」評価。突出しているのが10万人当たりの殺人率の低さで、これより低いのは国としてはシンガポール、ルクセンブルク、バーレーン、バチカン、ツバルくらいでした。一方で、「幸福度」が「D」評価となっています。
中国
世界第2位の経済大国で、北京冬季五輪も開催された中国。
民主主義 : 1 独裁主義 【151/167位】
面 積 : S 956.3万㎢ 【4/235位】
人 口 : S 14億1,092万人 【1/217位】
GDP : S 14兆8,667億ドル 【2/195位】
観光受入 : S 6,570万人/年 【12/205位】
殺人率 : A 0.53人/10万人 【135/146位(ワースト)】
幸福度 : E 5.124pts 【94/153位】
民主主義度と幸福度以外は最高クラス。殺人率も「S(=0.5人未満)」に近い「A」ランクです。
大洋州
オーストラリア
日本との関係も深い大洋州の代名詞的存在のオーストラリア。
<<評価値>>
民主主義 : 4 完全な民主主義 【9/167位】
面 積 : S 774万㎢ 【6/235位】
人 口 : C 2,568万人 【55/217位】
GDP : A 1兆3,593億ドル 【13/195位】
観光受入 : B 946万人/年 【42/205位】
殺人率 : A 0.87人/10万人 【119/146位(ワースト)】
幸福度 : A 7.223 pts 【12/153位】
最高クラスのバランスの国。世界でもトップクラスに人口密度が低く、それでいて経済規模や殺人率、幸福度も高評価値の国。
北米
アメリカ合衆国
世界一の経済大国。
民主主義 : 3 不完全な民主主義 【25/167位】
面 積 : S 983.1万㎢ 【3/235位】
人 口 : A 3億2,948万人 【3/217位】
GDP : S 20兆8,937億ドル 【1/195位】
観光受入 : S 7,925万人/年 【3/205位】
殺人率 : D 6.28人/10万人 【44/146位(ワースト)】
幸福度 : B 6.94pts 【18/153位】
まさに最高クラスですが、殺人率の高さが目立ちます。民主主義度は、トランプ政権後、「3(不完全な民主主義)」に下がったようです。
中南米
アルゼンチン
世界8位の国土面積を有するアルゼンチン。日本でも知られるマルベック種のアルゼンチンワインをアルゼンチンは国としても重視しており、2013年にアルゼンチン・ワインを「国民の飲み物」と宣言しています。
<<評価値>>
民主主義 : 3 不完全な民主主義 【48/167位】
面 積 : A 278万㎢ 【8/235位】
人 口 : C 4,537万人 【32/217位】
GDP : C 3,890億ドル 【31/195位】
観光受入 : B 739万人/年 【50/205位】
殺人率 : D 5.14人/10万人 【52/146位(ワースト)】
幸福度 : D 5.975 pts 【55/153位】
南米の中ではブラジルに次ぐ大国として知られており、評価値も中南米の中で全体的に高いです。殺人率も「D」評価で、この統計上は南米ではチリに次いで最も良い評価値でした。一方、幸福度はエクアドエウなどの他の南米諸国とあまり大差がないように見えます。
ウルグアイ
南米の中で最も西欧っぽいウルグアイ。
民主主義 : 4 完全な民主主義 【15/167位】
面 積 : C 17万㎢ 【91/235位】
人 口 : E 347万人 【132/217位】
GDP : D 565億ドル【80/195位】
観光受入 : C 305万人/年 【75/205位】
殺人率 : F 11.32人/10万人 【26/146位(ワースト)】
幸福度 : C 6.44 pts 【26/153位】
同じ南米のスリナムより少し大きいくらいの国土に、350万人程度の少ない人口。ウルグアイでもやはり殺人率は高いです(「F」ランク)。
エクアドル
南米の中では比較的小さめの国土ながら、アマゾン、沿岸部、山岳部、そしてガラパゴス諸島の「4つの世界」(Cuatro Mundos)を有するエクアドル。首都キトは標高は2800mを有し、世界で2番目に標高の高い首都ともいわれます。国名の「エクアドル」(Ecuador)はスペイン語で「赤道」を意味し、首都から車で緯度0度の地点にある記念碑やミュージアムを訪れることができます。
<<評価値>>
民主主義 : 3 不完全な民主主義 【69/167位】
面 積 : C 25.6万㎢ 【79/235位】
人 口 : C 1,764万人 【66/217位】
GDP : D 988億ドル 【64/195位】
観光受入 : C 210万人/年 【87/205位】
殺人率 : E 7.78人/10万人 【34/146位(ワースト)】
幸福度 : D 5.925 pts 【58/153位】
控えめではあるものの全体的にバランスが良さそうで、GDPはあと少しで1000億ドル(C評価)です。
一方、殺人率の評価値が低くなっています(E評価)。エクアドルは、ラテンアメリカの中ではチリに次いで2番目に10万人当たりの殺人率が低いとたびたび述べられたところですが、今回採用したソース(UNODC 2020)では、ラテンアメリカの中でももっと低い数値の国が複数ありました(チリに加え、ペルー、ボリビア、パラグアイなど。)。ただし、今回のデータでも10万人当たりの殺人率は8を下回っていて、大幅に増えているわけではなさそうなので、引き続き穏やかな国であり続けて欲しいです。
ハイチ
カリブ海の仏語国のハイチ。2021年7月、まもなく東京五輪開幕という時期に、現役の大統領が元コロンビア兵とみられるグループに自宅で暗殺されるという衝撃の事件が発生。暗殺されたモイーズ氏の後任のアンリ首相も暗殺未遂にあっており、情勢は極めて不安定。地震などの自然災害にも脆弱な国です。
<<評価値>>
民主主義 : 2 混合体制 【106/167位】
面 積 : E 2.7万㎢ 【147/235位】
人 口 : C 1,140万人 【82/217位】
GDP : E 145億ドル 【128/195位】
観光受入 : E 28万人【163/205位】
殺人率 : D 6.68人/10万人 【39/146位(ワースト)】
幸福度 : G 3.721 pts 【142/153位】
他の評価値に対して人口の評価値が高い(1,000万人超え)ことが特徴。
パラグアイ
ボリビアとともに内陸国のパラグアイ。お肉やニャンドゥティ、頭に瓶を積み上げて踊るダンサ・パラグアージャ、多様なチパ、ペッカリー、ハチドリ、グアラニーなどなど、実は魅力的な文化や生態系をもっています。
民主主義 : 3 不完全な民主主義 【67/167位】
面 積 : C 40万㎢ 【61/235位】
人 口 : D 713万人 【105/217位】
GDP : E 356億ドル 【95/195位】
観光受入 : C 121万人/年 【113/205位】
殺人率 : D 6.74人/10万人 【38/146位(ワースト)】
幸福度 : D 5.692 pts 【67/153位】
日本より少し大きいくらいの国土に、700万人強の人口を持つ国。人口に対しGDPが低い国ながら、殺人率はラ米の中では低め。
ブラジル
南米最大の国ブラジル。アルゼンチンとともにメルコスール結成の立役者です。
<<評価値>>
民主主義 : 3 不完全な民主主義 【49/167位】
面 積 : S 851万㎢ 【5/235位】
人 口 : A 2億1,255万人 【6/217位】
GDP : A 1兆4,447億ドル 【12/195位】
観光受入 : B 635万人/年 【55/205位】
殺人率 : G 20.64人/10万人 【16/146位(ワースト)】
幸福度 : C 6.376 pts 【32/153位】
全体的に最強水準ですが、殺人率の値が「G」ランク。観光受入数はアルゼンチンよりも低い順位でした。
ベネズエラ
急進左派の代表格のベネズエラ。かつてはブラジル、アルゼンチンに次ぐ南米第3の経済大国でした。
<<評価値>>
民主主義 : 1 独裁主義 【143/167位】
面 積 : B 91万㎢ 【32/235位】
人 口 : C 2,843万人 【50/217位】
GDP : E 473億ドル 【87/195位】
観光受入 : E 42.7万人/年 【145/205位】
殺人率 : G 49.88人/10万人 【1/146位(ワースト)】
幸福度 : E 5.053 pts 【99/153位】
ベネズエラのGDPは2015年(3,236億ドル(世銀))から急速に続落し、2020年には472.6億ドル、2021年、2022年もさらに下がる見込みと、深刻な事態となっています。殺人率の高さは世界最悪です。
ペルー
インカ帝国の首都があったクスコを抱えるペルー。
<<評価値>>
民主主義 : 3 欠陥ある民主主義 【57/167位】
面 積 : A 128.5万㎢ 【19/235位】
人 口 : C 3,297万人 【43/217位】
GDP : C 2,054億ドル 【51/195位】
観光受入 : C 437万人/年 【64/205位】
殺人率 : E 7.54人/10万人 【35/146位(ワースト)】
幸福度 : D 5.797 pts 【63/153位】
10万人あたりの殺人率は中南米の中では良い方ではあるものの、「E」評価でした。
ヨーロッパ
スペイン
ヨーロッパにおける半島精神スペイン。
<<評価値>>
民主主義 : 4 完全な民主主義 【22/167位】
面 積 : B 50.5万㎢ 【53/235位】
人 口 : C 4,735万人 【30/217位】
GDP : A 1兆2,804億ドル 【14/195位】
観光受入 : S 8,350万人/年 【2/205位】
殺人率 : A 0.64人/10万人 【129/146位(ワースト)】
幸福度 : C 6.401 pts 【28/153位】
高い失業率などがよく問題となるスペインですが、やはりヨーロッパの大国は全体のバランスが高いです。魅力的な文化的資源から、旅行者受入数はフランスに次ぐ世界2位です。
ドイツ
ヨーロッパの優等生的存在のドイツ。
<<評価値>>
民主主義 : 4 完全な民主主義 【14/167位】
面 積 : C 35.7万㎢ 【64/235位】
人 口 : B 8,324万人 【19/217位】
GDP : A 3兆8,433億ドル 【4/195位】
観光受入 : A 3,956万人/年 【9/205位】
殺人率 : A 0.93人/10万人 【115/146位(ワースト)】
幸福度 : A 7.076 pts 【17/153位】
夢のオールAかと思われたが、国土面積と人口というハード面で「A」に届かず。殺人率、幸福度でも「A」ランクを抑えた最高級のバランスと言えます。
フィンランド
男女平等、子育てに優しい、高い教育水準、などの良いイメージで溢れる北欧の国フィンランド。サウナ、サンタクロースやムーミンなどでも有名です。
<<評価値>>
民主主義 : 4 完全な民主主義 【6/167位】
面 積 : C 33.8万㎢ 【66/235位】
人 口 : D 553万人 【116/217位】
GDP : C 2,695億ドル 【44/195位】
観光受入 : C 329万人/年 【71/205位】
殺人率 : B 1.64人/10万人 【92/146位(ワースト)】
幸福度 : S 7.809 pts 【1/153位】
幸福度が世界一高いのが特徴。面積はドイツくらいでありつつ、人口は550万人程度。
中東
アフガニスタン
2021年8月に武装勢力タリバーンによりほぼ全土が制圧され、政権崩壊・交代してしまったアフガニスタン。
<<評価値>>
民主主義 : 1 独裁主義 【139/167位】
面 積 : B 65.2万㎢ 【40/235位】
人 口 : C 3,892万人 【37/217位】
GDP : E 201億ドル 【111/195位】
観光受入 : G ー【データなし】
殺人率 : D 6.66人/10万人 【40/146位(ワースト)】
幸福度 : G 2.567 pts 【153/153位】
混乱と貧困の続くアフガニスタンでは、「幸福度」評価が最下位に。観光に行けるような情勢ではなく、UNWTO統計ではデータなしとなっています。
サウジアラビア
石油大国のサウジアラビア。トルコとともにG20のメンバーでもあります。
<<評価値>>
民主主義 : 1 独裁主義 【156/167位】
面 積 : A 214.9万㎢ 【14/235位】
人 口 : C 3,481万人 【41/217位】
GDP : B 2,001億ドル 【21/195位】
観光受入 : A 1,363万人/年 【31/205位】
殺人率 : A 0.83人/10万人 【120/146位(ワースト)】
幸福度 : C 6.406pts 【27/153位】
民主主義指数以外はかなりバランスが取れている評価値です。
アフリカ
南アフリカ
新型コロナウイルスのオミクロン株を発見したことでも有名になってしまった南アフリカ。かつてのアパルトヘイト政策で知られるように、アフリカの中でも白人の社会基盤が残りやすかった国といえます。アフリカで唯一のG20メンバーでもあります。
<<評価値>>
民主主義 : 3 不完全な民主主義 【45/167位】
面 積 : A 121.9万㎢ 【24/235位】
人 口 : B 5,930万人 【25/217位】
GDP : C 3,353億ドル 【41/195位】
観光受入 : A 1,022万人/年 【41/205位】
殺人率 : G 33.46人/10万人 【7/146位(ワースト)】
幸福度 : F 4.814 pts 【109/153位】
高い評価値を複数持っており、受入観光客数が1,000万人を超えています。一方で、最も特徴的なのが高い殺人率で、殺人率はワースト16位まで中南米カリブ諸国が占める中で、アフリカから7位にノミネートしてしまいました。もう一カ国アフリカから殺人率ワースト上位に入っているレソトも南アフリカの内陸国です。
指数の選定方法など
指数の選定方法
選定にあたっては、以下の点を考慮に入れました。
①アクセス可能なデータであること
(単純な作業の効率性と、確認・検証が容易であることから重視しました。)
②よく引用されるなど、比較的有名な指標であること
(指標のある程度の信頼性を考慮に入れたいため、重視しました。例えば、市民の自由度や民主主義の成熟度を計る指標は他にも存在し、健康・福祉面の指標も他に存在しますが、よく議論される点も考慮し、「民主主義度指数」や「幸福度」を採用してみました。)
③肌感覚とある程度合致する指標であること
(例えば北朝鮮が100%で一位の「識字率」の指標などは、全体として信頼できるものであったとしても、見る側の気分も乗りにくい気がいたします。)
④全世界をある程度カバーしていること
(世界における1カ国の立ち位置を評価値で表す上で必要であるため、重視しました。)
⑤できるだけ異なる概念の7つの指標に限定すること
(実況パワフルプロ野球風(「捕球」の概念も含む)にやりたかったために尽きてはしまうのですが、各国の国力や豊かさの要素となり得る指標は無数にある一方、多すぎても見づらく扱いづらくなるので、7つというのはそれなりにバランスが良い気もしています。)
各指標の詳細
民主主義度
民主主義度の指標には、最も有名だと思った、英国のエコノミスト誌傘下の研究所「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が発表している『民主主義指数(Democracy Index)』を選びました。同指標は、政治参加、市民の自由度などからなる5つの部門から各国の政治の民主主義のレベルを評価しており、そのレベルは「完全な民主主義(Full Democracy)」「不完全な民主主義 (Flawed democracy)」「混合体制(Hybrid regime)」「独裁主義(Authoritarian)」の4つに分類されています。
すでに4つに分類されている本指標を、1〜4の4段階評価としてそのまま採用しました。
4=「完全な民主主義(Full Democracy)」
3=「不完全な民主主義 (Flawed democracy)」
2=「混合体制(Hybrid regime)」
1=「独裁主義(Authoritarian)」
(出典元:エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(The Economist Intelligence Unit)『Democracy Index 2020』)
国土面積
最も有名な国力の方程式といえるレイ・クライン氏の方程式(国力=((基本指標:人口+領土)+経済力+軍事力)×(戦略目的+国家意思))における基本指標の構成要素です。国を物理的にイメージできる指標でもあります。
統計は国連食料農業機関(FAO)の2019年資料を元にしたGlobal Noteからの引用で、単位は1,000ha(ヘクタール)(=10㎢)、国土面積には内水面(河川・湖沼)を含みます。統計のさらなる詳細はGlobal Noteにてご確認いただけます。
S、A~Gに分けた基準は以下のとおりです。
S=500万㎢以上
A=100万㎢以上500万㎢未満
B=50万㎢以上100万㎢未満
C=10万㎢以上50万㎢未満
D=5万㎢以上10万㎢未満
E=1万㎢以上5万㎢未満
F=1000㎢以上1万㎢未満
G=1000㎢未満
人口
領土と同じくレイ・クライン氏の方程式における基本指標の構成要素です。国のパワーをイメージする指標として採用しました。
統計は世界銀行(World Bank)の2020年資料を元にしたGlobal Noteからの引用で、当該統計における人口は法的地位や国籍に係らず当該国に居住している人口のカウントで、一時的難民は除いた、年央人口です。統計のさらなる詳細はGlobal Noteにてご確認いただけます。
S、A~Gに分けた基準は以下のとおりです。
S=10億人以上
A=1億人以上10億人未満
B=5000万人以上1億人未満
C=1000万人以上5000万人未満
D=500万人以上1000万人未満
E=100万人以上500万人未満
F=10万人以上100万人未満
G=10万人未満
GDP
はずせない経済規模を計る指標としては、名目GDPを採用しました。
統計はIMF(International Monetary Fund)の2020年資料を元にしたGlobal Noteからの引用で、統計の詳細を以下引用します。さらなる詳細はGlobal Noteにてご確認いただけます。
・IMF統計に基づく名目ベースのGDP(国内総生産)総額。
Global Note
・国内総生産は当該国内で産出された財貨・サービスの付加価値の合計金額。
・名目ベースは物価変動影響を含んだ金額の値。(物価変動影響を除いた場合は実質ベース)
・米ドルへの換算は各年の平均為替レートベース。
S、A~Gに分けた基準は以下のとおりです。
S=10兆ドル以上
A=1兆ドル以上10兆ドル未満
B=5000億ドル以上1兆ドル未満
C=1000億ドル以上5000億ドル未満
D=500億ドル以上1000億ドル未満
E=100億ドル以上500億ドル未満
F=10億ドル以上100億ドル未満
G=10億ドル未満
外国人観光客受入数
文化的な魅力・ソフトパワー的なものを計る指標を含めたい気持ちで、各国の海外からの外国人旅行客数(入国者数・受入数)を採用しました。
統計は国連世界観光機関UNWTO(United Nations World Tourism Organization)の2019年資料を元にしたGlobal Noteからの引用で、統計の詳細を以下引用します。さらなる詳細はGlobal Noteにてご確認いただけます。
・国際旅行における受入れ国(渡航先)での旅行客数(入国者数)。
Global Note
・旅行客は原則として外国人(国外居住者)で、就業目的では無い、一泊以上の短期滞在旅行客(一部の国は宿泊無しの日帰り入国者数を含む)。
・ランキング表示では当年のデータが無い場合、過去のデータで補完している(注釈あり)
S、A~Gに分けた基準は以下のとおりです。
S=年間5000万人以上
A=1000万人以上5000万人未満
B=500万人以上1000万人未満
C=100万人以上500万人未満
D=50万人以上100万人未満
E=10万人以上50万人未満
F=1万人以上10万人未満
G=1万人未満
殺人率
治安を計る指標として、途上国ではよく引き合いに出される10万人当たりの殺人率を採用しました。
統計は国連薬物犯罪事務所(UNODC(United Nations Office on Drugs and Crime))の2020年資料を元にしたGlobal Noteからの引用で、統計の詳細を以下引用します。さらなる詳細はGlobal Noteにてご確認いただけます。
・各国のデータについては国連の犯罪調査統計(Crime Trends and Operations of Criminal Justice Systems -CTS)及び各国の司法当局、国際刑事警察機構(ICPO、Interpol)のデータに基づいているが途上国などではWHO等の死因調査データに基づいている。
Global Note
・殺人の定義は原則として「非合法かつ意図的に他人を死に至らしめたもの」で、殺人未遂、過失致死、正当防衛による死亡、法的介入による死亡、戦争・武力紛争による殺害は含まれない。
S、A~Gに分けた基準は以下のとおりです。(※人口10万人当たりの殺人率が低いほど評価値が高くなります。)
S=0.5人未満
A=0.5人以上1人未満
B=1人以上2人未満
C=2人以上4人未満
D=4人以上7人未満
E=7人以上10人未満
F=10人以上20人未満
G=20人以上
幸福度
最後に、その他福祉や健康、暮らしやすさなどを加味すべく、国連の持続可能な開発ソリューションネットワークが作成する「世界幸福度」を採用しました。主観的な指標で議論のあるものではあるものの、幸福に関わる様々な要素が入っており、知名度もある指標です。
指標は国連「World Hapiness Report 2021」からの引用です。
S、A~Gに分けた基準は以下のとおりです。
S=7.5以上
A=7以上7.5未満
B=6.5以上7未満
C=6以上6.5未満
D=5.5以上6未満
E=5以上5.5未満
F=4以上5未満
G=4未満
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